Flat with corridor room
廊下室のあるフラット
用途:専用住宅
構造・規模:RC造 地上5階部分
家族構成:夫婦+子供3人
所在地:千葉県柏市
延床面積:90.55㎡
竣工年月:2012年12月
設計:千田藍+千田友己
施工:上村建築事務所
撮影:千田友己
Main use:Private Housing
Structure:RC structure, 5th floor
Client:Couple+3 Children
Location:Kashiwa, Chiba prefecture
Total floor area:90.55㎡
Completion:December, 2012
Design:Ai Chida, Yuki Chida
Construction:Uemura Kenchiku
Photo:Yuki Chida
生活の中のイレギュラーを受け入れる廊下室
一般的な団地ではキッチン・トイレ・洗面などの水廻りがプランニングの中央に配置されている場合が多く、北側のベッドルームと南側のリビング・ダイニング・和室などの共用部が、水廻りを境に南北に距離が感じられてしまう。
ここでは、元はキッチンだった場所を「廊下室」と名付けた4畳ほどのスペースとして解放し、LDK・水回り・玄関・寝室など、全ての部屋への扉が面する生活の中心として位置付けた。
廊下室には収納やベッドにもなるベンチが設えられ、引戸を閉じれば簡易的なシアタールームとなったり、子供の遊び場や展示室にもなり、生活の中でのイレギュラーな活動の受け皿にもなる。
北側のベッドルームと南側のLDKを距離を取りながらも繋ぎ、南北を横断して心地良い風が通り抜ける。